大型連休を大型休日出勤した。
前回の更新から半年以上が経過。
そろそろ書くのにも飽きてきたころ。(笑)
しかし、このままやめるのは気持ち悪いので、続きを書いていこう。
えーと、話はどこまですすんだっけ?
忘れたので、自分で読み返そう。
あぁ、そうそう、入社して少ししてから、大型プロジェクトにアサインされたんだっけ。
で、日ごろ出来てないところを、大型連休に取り返そうとして必死になったんだ。
結局取り返すレベルまではいかなかったけどね;
新入社員が入ってくるこの季節にふさわしい(?)ボクの失敗談をご覧あれ!!
仕様は変わる、されど納期は変わらず。
大型連休を過ぎ、なんとかスケジュール通り?に、ギリ間に合う?みたいな?という先行きは不安ながらも、あれ、いけそうかも?という「クエスチョンマーク」てんこもりながら、それとなく「仕事」を「こなしてる」感を感じていた。
よし、開発の第1フェーズまで頑張るぞい!!
開発は困難を極めながらも、チームは結束し、助け合いながら作業を進めていった。
肉体的にも精神的にも疲労は蓄積していたが、メンバーに迷惑はかけられない。
互いにそう思っていたに違いない。
誰一人かけることなく、1か月が過ぎ、開発第1フェーズも終わりに近づいていた。
そんなある日、担当営業から衝撃的な事実を告げられる。
仕様が変更され、機能が追加されたという。
おぉ、なかなかに大変そうだ・・・メンバーそれぞれがため息をつく。
しかし同時に、これだけ変更されるんだから、スケジュールも見直されるだろう。
誰もがそう思った。
しかし、納期は据え置きだった。
♥あんみつ姫♥Anmitsu-Hime op&ed ♥♠♣♦≪井上真央≫♥♠♣♦
苦・苦・苦・苦・苦デスマーチ!確定した仕様を、だれーかおーしえてー♪
ヒュー!!奇声をあげそうになったが、のどぼとけをわしづかみにしてこらえたのは言うまでもない。
ゼェゼェという息が漏れるだけだった。
目標地点寸前だと思っていたのに。
わかるかい?あと少し頑張れば、一息つける。
この坂を登れば、ひと段落だと思っていたのに、目標が遠ざかるばかりか、坂道の傾斜がきつくなるなんて。
心と体へかかるストレスは増すばかり。
だが、退路は断たれた。無理やりに。
こういうの、なんていうんだっけ?
あぁ、そうか、背水の陣だ。
・・・。
順番に背後の水に飛び込んだよね。
押すなよ?押すなよ?じゃなくて、我先にって感じ。
仕方ない、限界だったもん、みんな。
ただ、ペーペーだった自分は、なんとか持ちこたえた。だって、体力くらいしか取り柄がなかったんだもの。
それからしばらくして・・・。
やはりというか、当然というか、追加された機能は納期には間に合わなかった。
それでどうなったか?
とても陳腐な言い方をすれば、すっげぇ怒られた。(営業担当が)
でも仕方ないよ。そのあと開発陣が出社しただけマシ。
ボイコット?起きてもおかしくないんじゃないかと思ったね。
メンタルもフィジカルも、回復早かったなぁ。あれが若さのなせる業なんだろう。
もし今も仕事を続けていたらどう回避してたかな。
ブチギレてたろうな、何やかんや言って、クライアントに。
プロジェクトの顛末
さて、ここからはもうツライことがいっぱいだったのですが、ダイジェストで書いていきましょう。
肥大化する要件、要望に対して、ちーっとも伸びないスケジュール。
っていうかさー、このシステムいくらで受注したのよ?
(会社をやめてしまった今では知る由もない。)
途中でベテランプログラマーが一人参戦したものの、初期メンバーが一人脱退したので人数は変わらず・・・
そして、同じクライアントから別のプロジェクトを受注するも、またしてもスケジュールがおかしい。
この別プロジェクトは別のプログラマーが担当していたんだけれど、リリースが見切り発車。
当然満足な試験もできていないので、不具合が発生するわけです。
そのサービスは実店舗と連動していて、車両を動かす必要があったんだけれど、クライアントの社員だけでは対応できず、「不具合出したんだからお前のところで対応しろよ!」ってな感じでウチの会社でも人を出すことになった。
人を出すことに・・・
勘のいい方なら大体察しはついてるかと思いますが・・・うちの会社で車両を動かせる人間が、まさかの僕だけでした。*1
車両を動かすために、普段乗らない京急に乗り、クライアント企業の社員として対応するために、僕の名前が入ったクライアント企業の名刺を持たされて、都内を走り回りました。
懐かしいなぁ、踏んでも踏んでも加速しないマーチで高速走るのがむちゃくちゃ怖かったわ。
そうして気づけばプロジェクトが始まって1年が過ぎ、2年が過ぎ、メンバーが一人、また一人と脱退。
おや?いつの間にやらプロジェクトの火消が僕だけになっているではありませんか。
増員もされず、すでに大炎上しているシステムに立ち向かう日々。
火のついたダンボールの宮殿の火消を一人で担うには、荷が重すぎたが、なんとかやり終えた。
そのころには、僕がこのプロジェクトにアサインされてから、3年目を目前にしていた。
よく考えると、僕は5年に及ぶリーマンプログラマー生活の半分以上を、このプロジェクトの火消と修繕と改築に費やしていたんだね。
*2
未経験からプログラマーになって
ツライ仕事のほうが多かった。
その分、かなりタフになった気がする。
就職して一年して、お袋が死んで、妹と犬とばあさんの3人と1匹になって。
そのばあさんも去年他界して。
また自分の人生を見つめなおすいい機会がやってきたわけで。
本当は2015年で決着がついてるはずだったのにね。
さて、珍しく次回更新予告。
次回、「最後の最後で社長にしてやられる。」
愚痴を書きなぐります。では。
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