前回、バス代の片道分を浮かすために、 徒歩で40分かけて最寄りのハローワークへ向かい、その途中で浮かしたバス代以上をジュースにつぎ込んだ俺。
ついにハローワークへたどり着いた。
ハローワーク。通称ハロワ、あるいは墓場。
様々な事情で職を持たない人々が、職を求めて集う場所。
あるいは、「失業保険でウマウマしたい!!」という考えを持つ、
俺のような不届きものが訪れるディストピア。
失業保険の給付について聞くこと以外に、もうひとつあった。
それは、職業訓練の受講について調査すること。
労働意欲はこれっぽっちもないが、転職する気持ちだけはあった。
3月末に退職したのには、実はちゃんとした理由がある。
当然ながら、労働に嫌気が差していたので、まずは冷却期間をもうけたかった。 ただ冷却期間を・・・とはいうものの、いつかは転職活動しなきゃいけないので、それに向けての準備もしようと考えていた。
それまでの自分を振り返ってみて、やってきたこと、といえば、例の「キーボードぽちぽち」くらい。 履歴書の特技に「キーボードぽちぽちすることです」・・・なんて書けるわけもないので、冷却期間中に何か技能を身につけたかった。
だれでも受けられるわけじゃないらしい。
職業訓練、受けたいといっても、すぐには受けられないんですよ。
受講するにはまずね、雇用保険の被保険者である期間が・・・あれ?
前にも書いたな。
これも、直近3年?以内に12ヶ月以上だったか、奴隷経験被保険者期間がないと、
申込めないんですよ。
そんな職業訓練の申込みが、4月~5月に行われるため、どうしても、何がなんでも3月に退職したかったのデス!!!
※ちなみに、職業訓練とは違うけど、似たような訓練はあるから、がっかりしないでほしい。
職業訓練、ここがオススメ!!
手に職を!!みたいな感じで勉強できる以外にも、職業訓練のオススメポイントを書いちゃうよ。
1. 「就職するため」の「訓練」なので、モチベーションを保てる。
やはり、これですよ。
僕みたいな怠惰な人間はですよ、独学でなんかやろうとしても、
結局途中で飽きるおそれもあるわけです。
そうすると、どうなるか。おそらく社会復帰できなくなる。
それだけは
ダメ、絶対。
でも、「職業訓練に通わなくてはいけない」という環境があることで、どうにかモチベーションを落とさずにいられるわけです。
ダメ人間にもってこい!!
職業訓練ありがたや~。ウマウー!!!
2. 失業保険の給付が早まる!!&延長
通常、自己都合退職の場合は、給付開始までにおよそ3ヶ月の待機がありますねー。
しかし、「職業訓練」の受講開始日が、保険の給付開始前だった場合、待機時間が縮小されるのですよ、奥様!!
しかも、「職業訓練の受講」は、イコール「就職へのやる気!!」と見なされるため、
ハローワークに通う必要がありませんの。
あら、素敵。
※ただし、これは訓練が開始されてからのこと。
受講まで時間がある場合は、月に何回か、通う必要があります。
さ・ら・に!!
失業保険の給付期間が90日の場合でも、訓練期間がその期間を超えて行われるときには、給付期間が延長されるケースもあるんだとか!!
ウマウマウー!!!!
3. 失業保険 + 補助的なお金ももらえる!!
まだあるんですよ、職業訓練に通うと、1日に500円ほど、余計にお金がもらえるんです。 失業保険とは別口です!!
自分のときは、民主党政権だったから?か、1日700円くらいもらえたと思う。
700円 × およそ20営業日 ≒ 1万4000円!!!
ウマウマウマウー!!!!!!!!
※ただし、このお金は、訓練に通っている日だけなので、土日・休日、そして休んだ日はもらえません。
もちろん、甘い話ばかりじゃない。
職業訓練の何分の1かを、正当な理由(採用面接に行ったとか)がなく休むと、訓練を受講できなくなります。
あと、訓練中のバイトも、不当に給付を受け取ったと見なされ、
それまでのお金を倍返し・・・いや、3倍返しだったか??くらい多めに返さなきゃならないという、重いペナルティもあります。
ま、でも普通に受けてる限りは、
ウーマウーママー!!!!!!!
ですよ。うふふ。
勉強できて、お金もらえる。なんて素敵なんでしょ!!!
(この記事は、2010年3月のことを書いているよ。現在はどうなっているか知らないので、詳細はハローワークで確認を☆)
転職については、「退職までに次の職場見つけなさい」、みたいなこと言われるじゃん?
けれども、働くのが嫌になっちゃう人もいるわけだよ。俺みたいに。
年齢も年齢だったから、(そのとき28歳)本当は焦るべきだったのかもしれない。
でもだからこそ、焦ってすぐに就職するのではなくて、職業訓練に行くのもいいと思うんだよね。
面接のときに、「退職されてから何されてたんですか?」って聞かれても、
ただ「就活してました」じゃなくて、
「この業界で働きたいから、職業訓練受けてました」のほうが、なんとなく、企業受けもよさそうじゃん?
当時、実家だったし(今も実家だけど、当時とちょっと事情が違う)、
とりあえずお金もあったから、そんな甘っちょろいこと言えたのかもしれない。
でも、そんなに頑張ってどうするんだよ、と。
俺の人生、俺のもの。(人生捧げられるほどの人はいたけど)
・・・と、いうことで、
ディストピアで無事に調査を終えた俺。
受付で番号札引いてから、担当に呼ばれるまで、 ラクーン・シティの住人よりも生気のない人々 に囲まれて過ごした時間はほんまに貴重やったで。
二度と経験したくない。
完全なる無職まで、 あと半月