まるでちょんまげハリウッド

ちょんはり師匠の生きざまを切り売りしています。

イチオシは転職体験記!それ以外は、いい歳したオッサンの反省です。反省はしますが、後悔はしていません。たぶん。

28歳、文系の俺が未経験からWEBプログラマーに転職した話。「5.僕にその足で歩けというのか。」

出社。

たった一日しか経っていないのに、とても懐かしく感じるその言葉。

2010年3月、有給休暇を消化中の俺がたしかにそこにいた。

あぁ、家でだらだらする。
この時間がこんなにも幸せだったとは。

しかし、幸せをかみしめている余裕はない。
次の仕事を見つけねば・・・!!

・・・なんてことは1ミリだって考えなかった。

しばらく、働くという行為から距離を置こうと。
ひとまず、置いておきましょう。
そして、忘れた頃に取りに行けばいいじゃない。

労働意欲を。

そう考えていた。
なお、取りに行くのを忘れると、NEETになるので要注意やで、工藤!!

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そうだ、ハロワ行こう。

貯金はあった。
しかし、そんなに長く遊んで暮らせるほどの蓄えはない。

ではどうするか。

この日本には、雇用保険、俗にいう失業保険というウマウマ制度があるのだ。
ウマウマ制度、と書くと語弊があるが・・・

その当時は12ヶ月以上の奴隷経験、雇用保険被保険者であると、
失業保険の受給資格が与えられた。・・・と思う。

このへんの記憶も、またふわふわしておるので、 以下を参照されたし。

ハローワーク
雇用保険手続きのご案内

退職理由によって、給付開始の期間が変わるが、
俺はどうやら、90日間の給付が受けられるらしい。

なお、受給には、所定の回数以上、ハローワークに足を運び、
「就職へのやる気」を見せなければならない。

自分の都合で退職したばかり(まだ在職中だけど)の人間に、
就職へのやる気を見せろだなんて、
そんなこと、無理に決まってるじゃないか!!

でも、お金はほしい・・・。

チクショウ!!あしもとみやがって!!

言ってることがおかしいのは承知している。
ただ、本気でこんなこと考えた気がする。

渋々、最寄りのハローワークへ行くことを決めた。

ハローワークまで、自分の家から歩いて行くと、およそ40分。
バスを使うと20分。バス代金は往復で400円。

運動不足に資金不足だったので、迷わず歩いて行くと決めた。

てくてく、歩いていく。

春先だったこともあり、歩くのにはちょうどいい気温。

るんるん気分でハロワへ向かう。

・・・数行前に資金不足と書いたばかりなのに、
途中で2回ジュースを買ったので、既に片道分の
バス代を消費していた。

ジュース飲んでんじゃねーよハゲ、である。

そして、ついに辿り着いたハローワーク

そこには瘴気が漂っていた。

そこにいる人たちの目には光がなかった。

こ、ここは本当に人間のくるところなのか?

噂には聞いていたが、まさか・・・

ハローどころか、グッバイこの世な空気。

この世の「淀み」そのものじゃないか!!

大変なところに踏み込んでしまった・・・。

完全なる無職まで あと半月