前回は、キャンプにおける「衣食住」の「食」について書いてみました。
今回は、その続きを書く予定でしたが、yomogi1964 (id:riche0369)さんから、コメントをいただきましたので、そちらに対するアンサーエントリーみたいな感じで書いていきます。
yomogi1964さんのお子さんがこの夏にキャンプをする予定だというので、「子供だけで行くキャンプ」を想定して書きます。
「子供だけで…」と書きましたが、計画書を作っておくことは、実は大人のキャンプでも役に立つので、お時間あればご一読ください。
計画書を作ろう
なぜ計画書が必要なのか?
はい、キャンプにおいて計画書を作成すると、以下のようなメリットがあります。
- キャンプ全体の予定を全員に周知できる。
- 危険を事前に予測できる。
- 予算を知ることが出来る。
- 整理して考えられる。
そのほか、計画書を作成すると、次回以降のキャンプをするときに、準備が楽になります。
なぜなら、最初の計画書を下敷きにできるからです。
まぁ、キャンプ実施後にキャンプ実施報告書があればなおベターなんですけど、ボーイスカウトじゃないので、それは割愛です。
計画書は5W2Hで作成する
早速ですが、計画書の書き方のコツをお教えしましょう。
キャンプ計画書、作成の基本は5W2H。
計画書なんて作ったことねーよ、という方でも、この5W2Hを意識して書けばいいのです。
具体的には、
いつ(When) | 日時 |
どこで(Where) | 場所 |
だれが(Who) | 参加者 |
なにを(What) | すること(今回はキャンプ) |
なぜ(Why) | やる目的 |
どのように(How) | 子供が主体となって |
いくらで(How Much) | 予算 |
の7項目を網羅しましょう。
それに付随して、
* 行動スケジュール
* 活動におけるリスクの洗い出し&安全対策
* 緊急連絡先
あと、持ち物を各自分担するときは、持ち物リストですね。
余力があれば、献立を作成してください。
献立があれば買いだす食材と大体の予算が分かるので、便利です。
親が知っておきたいのは…
やっぱりスケジュールですよね。
どこに行ってるのか、今頃何をしてるのか、分からないことほど不安なことはありません。
そして、一番重要なのは、
安全上気をつけることはないか、キャンプの最中に危険はないか
ってことです。
考えてみてください。
普段包丁を握らないような人たちが刃物を適当に使ったりしたら?
ライターやチャッカマンがあるから、なんとなく火はつけられるけど…つけた火の始末はどうするのかな?
気が気でなりません。
ボーイスカウトでは…
ボーイスカウトでは、上記で書いたようなことを、しっかりこなせるようになれば、子供たちだけでのキャンプを許可しています。
もちろん、計画書は子供たちが作成して、隊長がOKを出してからです。
逆にいうと、刃物の扱い、火の取り扱い、安全管理*1などなどが出来なければ、子供たちだけでキャンプに行かせることはしません。*2
計画書を出してOKになると、計画通りにキャンプやっている限り、万一の事態には隊長(大人)が責任をとることになります。
だって、やっていいよってGOサイン出したのは隊長なのだから…。
万に一つが起こらないよう、ボーイスカウトの子供たちは、日ごろの活動を通じてそうした技能や知識を少しずつ経験していきます。*3
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万一にそなえて
不意のケガなどに備えて、レジャー保険というものがあります。
これは1日500円くらいから入れるもので、掛け捨てです。
事故が起こってほしくはありませんが、お守り代わりにかけておくのもありだと思います。
あっ!保険見積もりのアフィリエイトチャンス!!
貼らないけど(笑)
キャンプ以外でも?
はい、「子供だけで行くキャンプ」の計画書を書こうということで、進めてまいりました。
気づけば、計画書があることで、活動における責任を誰かになすりつけることが出来る*4とか、5W2Hの考え方、安全・危機管理、といった、社会に出てからも役立つことをお分かりいただけたかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか、今回の「おたくのお子様、ボーイスカウトに入ってみませんか?」(笑)
そもそも、ボーイスカウト活動ってのは、イギリス発祥の教育運動なんですよ。
良き社会人の育成を目的として、野外活動を通じて教育するっていう。
えーと、ちょっとボーイスカウトのことを書くと、うっとうしくなるのでこの辺でやめときますかね。
キャンプって、とりあえず、外に出てテント張って~メシ食って~あとはテキトー、みたいに、屋外の開放感=自由みたいなイメージがあるかもしれません。
ただ、最低限何をやるのか、そしてそれに伴うリスク管理くらいは分かっていたほうがいいです。
あー、あとね、行き当たりばったりのキャンプは何やるか分かってる人、分からないからただ見てる人に分かれることもあって。
分かってる人は働くけど、見てる人は何もやらないで、ただ享受するだけみたいなことになるんすよ。
そのうち、「俺ばっかり働いててシンドイ」みたいな悲しい人が出てくることに。
(´;ω;`)
やっぱ、「キャンプは大変だったけど、ケガもなくて楽しかったなぁ」ってみんなで話したいじゃないですか。
…あぁ、もっと書きたいけどまとまらない。そして、急速に文字を消費する行為のに飽きてきたのでこの辺で。
いけね、忘れてた。
「ボーイスカウト キャンプ 計画書 filetype:pdf」でググると、それっぽいのがいっぱい出てきますので、ご参考までに!
現場からは、以上です。
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(追記 : 7/17) 皆さまから、「虫」対策についてのコメントをいただいておりますので、追記します。
1.基本は虫よけスプレーなどの忌避剤を使う。
2.蚊取り線香をキャンプサイトのいたるところに配置(蹴ったりしないように、場所は考える)
3.刺されたときのことを考えて、ムヒαなどの虫刺され薬を準備しておく。(蚊やアブ以外に、クラゲとかにもきくそうな)
4.テント内なら、ワンプッシュで薬剤が拡散されるものもいいかも(おまじない程度のききめ?)
5.肌を露出させないことも大事
まぁ、外なんだから多少は蚊とかに刺されたりすることも覚悟しなきゃ、と思うんですが;
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↑森林作業用なので強力。ただ、ボーイスカウトでは普通の蚊取り線香を使ってます。
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そうそう、フジロックでは虫に刺された記憶がありません。
多分、土地柄蚊がいないんだと思います。(適当な推測)