■ハロー、エブリワン!
僕は、30歳をきっかけにして、一年に一つ、何かにチャレンジすることを心がけています。
心がけています、といった割に、今年でまだ3年目なわけですが・・・。
去年は、KTMの390DUKEに乗りたい!ということもあり、普通自動二輪免許の取得に挑戦し、無事に取得することができました。
これは、31歳のときのチャレンジです。
32歳から33歳にかけての2015年、もう一歩踏み込んで、大型自動二輪の免許を取得することを計画していますが、これはまだちょっと先になりそうですなー。
さて、30歳から31歳にかけて、僕は、あるものを買いました。
それが、セパレート・スノーボードです。
セパレートスノーボード「NICO(ニコ)」オフィシャルサイト
スノーボードというと、自分の身長ほどはあろうかという、一枚板を想像するのが普通ですが、このセパレート・スノーボードはその名の通り、二つに分かれてしまっています。
片足ずつ履くのです!
これ、単純に、スノーボードが真っ二つになってるのではなく、ちゃんと考えられた形で、切り身の状態(?)で売られています。
■スノーボード経験、ございません。
セパレート・「スノーボード」という名前が付くからには、スノーボード経験があったほうがよさそうな気もします。
ましてや、このセパレート・スノーボードは両足が離れちゃってるので、ますます難しそうです。
しかし、わたくし、スキーの経験は何回かあったものの、スノーボードには一度も乗ったことがありませんでした。
未経験から何かを始めるのがよほど好きなのか、頭の回路がどこか別次元につながっているのか。
単なるひねくれ者の、ワタクシではございますが、セパレート・スノーボードを買ったときは、このような考え方をしてました。
「スノーボードだろうが、セパレートだろうが、0から始めるならどっちからやっても変わらん。」
チャレンジングを通り越して、もはや無謀ですな。
■すべれんのか、スノーボード未経験で。
細かい乗り方だとか、コツだとかを説明するような、そんなブログではないこと、百も承知だと思います。
えぇ、そうですね、動画を見てうまい人がどういう感じで滑っているかを見るのが一番だと思います。
うまく滑る技術ってのは、うまい人に任せればいい。
なので、私がここで書きたいことはただ一つ。
はたして、セパレート・スノーボードはスノーボード未経験でも滑れるのか?ということ。
結論:滑れます。
最初こそ戸惑うものの、歩行から始めて、緩斜面でちょろっと練習しただけですぐに滑れるようになりました。
どれくらいちょろっとかというと、30分くらいでしょうか。
もちろん、リフトだって乗れましたよ!
なので、スノーボードの経験はなくても、とりあえずは滑ることができる、とお考えいただいて問題ないかと。
しかもわたくし、どちらかといえば、うんこ野郎・・・ではなく、運動音痴と呼ばれる側の人間ですから。
大抵のかたが、すぐに滑れるようになると思います。
あぁっと、そうそう、一応補足しておくと、「フリーライン・スケート」の経験はあります。
■一本滑ると、3本分の体力を消費。
セパレート・スノーボード、ぶっちゃけ超楽しいです。
歩く、走ることができるというのが何とも言えません。
軽く女装してから・・・違う、助走してからの滑走なんかは、スキーやスノボでは味わえない感覚だと思います。
とはいうものの、セパレート・スノーボードも、楽しいばかりではございませんでした。
スポーツである以上、体力は必ず消費しますが、このセパレート・スノーボードは消費の仕方が半端ない。
そして、半端ない疲労が顕著に表れるのが、股関節なんです。
セパレート・スノーボードに乗るときは、股関節をどれだけうまく使えるかが肝になってきます。
というのも、片足ずつに履いているため、体重のかけ方やボード自体の雪との摩擦・抵抗によって、右足、左足がどんどん離れていくからです。
これは、ターン中や、直線の滑走中に限らず、常にです。
右足、左足が離れていくと、当然股が開き、最終的にはバランスを崩してこけます。
じゃあ、滑り続けるにはどうすればいいか?
こたえは簡単、右足と左足の距離が一定になるようにすればいいのです。
距離を一定にするにはどうすれば?
それも簡単、板が離れないように股関節に力を入れて、一定のスタンスを保つのです。
しかし、これがツライ。普段、内ももに力を入れて、締めっぱなしの生活、しますか?しませんよね、当然。
普段使わない筋肉に意識を向けて酷使すると、当然負担がかかります。
そうすると、普段以上につかれるわけです。ましてや、スノーボード経験もない僕。緊張感もあって、倍率ドン、さらに倍!といった勢いで疲労が蓄積されます。
そして、疲労が蓄積されるとどうなるか?ただ滑っているだけなのに、股関節の疲労から、それ以上滑れず、頻繁に休憩をとるようになります。
ひどいときには50m滑っては休み、滑っては休み。ゲレンデでくそ邪魔だったことは言うまでもありません。
一般的なスノーボードであれば、板は一枚なので、股関節への神経はそんなに使わずに済むんでしょうが、セパレート・スノーボードを装着した瞬間、同時にポータブル股裂き器を装着したと思っていただいて差支えございません。
■セパレート・スノーボードの弱点。
さて、未経験なりに滑れるようにもなりましたが、このセパレート・スノーボードというスノーギア、股関節への負荷のほかにも、意外な弱点があります。
滑っている中で感じたことを書きます。
- 1.新雪や、ちょっとした凸凹が苦手。
これは、板が短いことも影響しているのですが、新雪だと、体重が分散されずに沈みます。
通常のスノーボードであれば、まだ分散のしようもあると思いますが、セパレート・スノーボードはこのあたりが苦手です。
また、アイスバーンや、ゲレンデ上のちょっとしたでこぼこも苦手で、かなりバランスを崩しやすいです。
- 2.エッジはあまりきかないかも・・・。
板の端っこの部分、ここを使ってスピードを殺したりします。が、セパレート・スノーボードはエッジ部分が短い!!
短いということは、抵抗をかける部分が少ない、ということ!!
つーことで、急斜面での滑走には向いてないでしょう。*1
板が短くなった分、自由度は増えましたが、その分デメリットも存在する、セパレート・スノーボード。
■セパレート・スノーボードやってよかった!
デメリットを先に書きましたが、でもね、それを上回る楽しさがあります。
- 1.すんげー目立つ。
認知度は徐々に広まっているようですが、ゲレンデで二度見されること多数。
「なにあれ!?」とヒソヒソ言われたり笑、声をかけられたり、人見知りな僕でも、他人とコミュニケーションをとることが可能に!!
それもこれも、セパレート・スノーボードのおかげです。
さすがに、ゲレンデが融けるほどの恋に発展することはありませんが・・・。
目立ちたい、人と変わったことをしたいなら、ぜひぜひ、手を出してみるといいと思います。
- 2.友達と取り換えっこできる。
調整さえすれば、友達と板を交換して遊ぶことも可能です。
- 3.超コンパクト!
ビクトリアでもらった、「おまけ」のシューズケースに、セパレート・スノーボード、ブーツ、ビンディングがすべて収まりました。
まぁ、ケース自体はパンパンに膨らんでましたけれども・・・・。
しかし、このコンパクトさは、気軽に滑りに行こうかな、という気にさせてくれること間違いなし!
- 4.下手でも言い訳できる!
やってる人が少なく、ほとんどの人がまだまだ初見に近い状態です。
多少の失敗は「やっぱり難しいんだろうなぁ」などと勝手に思ってくれるので、恥ずかしくありません。
と、いうことで、今回はセパレート・スノーボードについて、を書いてしまいました。
本当は、2月14日に男4人でスキーに行ってきたよ、バレンタイン?なんだそれ、2月14日は「ふんどしの日」だろ?ってことを書きたかったんですが、とりあえずいい感じの量を書けたので、満足です。
ちなみに、これを書いている現在も、股関節まわりの筋肉痛は半端ないです。超痛い。
うまくなれば、この痛みもなくなるんだろうな、と思いつつ、しかし、スキーやスノボって、お金かかるよね、ってことで・・・、では。
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*1:あくまで初心者がやった感想だよ!