毎度毎度チラシの裏のようなエントリですが、今回も早めの「そっ閉じ」をおすすめしますぜ、レディースアンド旦那衆。
・・・もう閉じたかな・・? 壁|ω・)
今の仕事、確かに自分から望んで就いた職。
手に職をー!って、叫んで飛び込んだITのお仕事。
名刺に書いてある。
大変だし、やりがいもある。
でも、どうしようもないくらい凹んでしまう時がある。
「ため息」になるまで、息をためられず、ただただ、息が漏れてしまうような時が。
さて、なぜこのようなエントリを書こうかと思ったのか。
きっかけは、黒猫のデルタ (id:blackcatdelta)さんのエントリだった。
まぁ、自分もSEやらプログラマーのはしくれ。
ふむ、SEはうつになりやすいのか・・・。
SE・プログラマーが鬱になりやすい理由って?
やっぱり激務で給料安いから?
でも、激務で給料安い仕事なんて、SE以外にもあると思うんだけど。
自分は専門家じゃないから、うつになりやすい理由なんてちゃんと分析できない。
けど、自分がダメになりそうなときはどんな時か、それは知ってる。
それは単純に、「メンタルとフィジカル」双方がすり減ってしまっている時、だね。
メンタル、フィジカル、すり減っています。
自分に限って言えば、
- 納期の見直しがないままの、仕様変更、追加要件の嵐
- 仕様を「A」で決定し実装したものを、やっぱり「Aダッシュ」、違う、「B」で。いや、「A」に戻して。という感じの、掘った穴に横穴をさらに追加して、また別の穴をほった挙句、どちらも埋め戻して最初に戻し、結局「C」という作業をさせられたとき。
- 客による値切り交渉。
- ついでにやってもらえますか?(無料で)
うん。こういうのが多いかな。
納期の見直しがないままの、仕様変更、追加要件の嵐
プログラミングの途中で、仕様変更や、追加要件が出てくるのは、よくあること。
仕様変更って言うのは、作ってる途中で、「やっぱりこうしてください」みたいに言われることだね。
これがどれくらい辛いか。
料理にたとえてみようか。
その変更が、例えば、ルーを入れる前のカレーをシチューにするくらいだったらいいかもしれない。
でも、ドライカレーにしてくださいって言われたら、「あっ、やべぇ」ってなる。
いやいやいや、食材からして違うんですが・・・。
カレーって言ったら、普通とろっとしたさぁ、大柴じゃないけどさぁ、ルーをかけるほうですよね・・・?
でも、発注したクライアントから「ドライカレーがうちにとって普通のカレーだから、確認しなかったお前が悪い」みたいな感じの極端なことを言われることもある。
まぁ、プログラムを組み始めるまえ、設計段階でそこまで詰められなかったことがそもそも悪いんだけどね。
でもさ、まだテーブルに出される前だからって、作ってる途中でメニュー変更したら、さすがにシェフもキレると思うんだよな。
「あ、やっぱアクアパッツァじゃなくて、カルボナーラにしてください。え?できないの?どっちもイタリア料理なのに?」
掘ったと思ったら埋めて、また掘って。
シジフォスの労働とか、シーシュポスの岩、なんて言葉がある。
これは、ギリシャ神話からきているらしい。へぇ。
様々なサイトに、「労働した後に、その労働の過程も成果も全て否定される苦役」という説明が載っていた。
ふむ。
これまたネットの情報だけども、ナチスドイツでは、囚人に穴を掘らせ、その目の前で看守が穴を埋める。また、囚人に掘らせて、看守が埋める・・・・を繰り返して、囚人を自殺に追いやる刑罰があったんだとか。
はぁそうですか。
これはまさに、自分の労働の過程も成果も全て否定されてるね。
でも、甘い、甘いよ。
看守が埋めてくれるだけ優しい。
こちとら、穴を掘ったと思ったら、また、「自分が掘った穴」を「自分で」埋めなきゃならないこともある。*2
1人でやって1ヶ月くらいかかる作業が「シジフォスの労働」になった時には、発狂寸前になった。
MAJIDE。
伸びない納期、増えない請求額。一人でやるデスマーチ。一日置きの徹夜はさすがにタヒぬかと思った。
よく、発狂しなかったよ。
値切りは、モチベーション下がる。
ビジネスの世界で、価格の交渉は当然のことである。
でも、プログラマー職に就いて、自分で見積もった工数から算出した価格を値切られるのは、これがほんとうに辛い。
見積もるとき、料金には、多少上乗せしたりもするけど、誠実に、作業内容をお客さんに告げている。
「これだけの作業が発生するんですよー」、って。
僕らはものを売ってるわけじゃなくて、スキルと時間を使って、労働してるんだ。
そりゃね、お客さんにも予算ってのがあるんだろうけどね。
でも、プログラマーも魔法使いじゃないんだから。
「見た目をちょっと変えるだけだから簡単でしょ?」
って、言ってくるクライアントもいる。
なぜお前が簡単だと言うのか。そして難易度が分かるのか。
もちろん、そのシステムに精通している人の言葉だったら仕方ないけど。
でもこれまでの経験上、システムやプログラムに通じてるクライアントは簡単でしょ?とは言わない。
工数これくらいで足りますか?ちょっと工数かかりすぎじゃないですか?っていう聞き方だな。
おっと、話が逸れ始めてる。いつもの悪い癖スイッチがONになってた。
例えば、1日7時間が労働時間とします。で、1日働くと、4万円費用がかかるとします。
期間は5日くらい必要になると思いますって、客に伝えます。
単純計算で21万円ですね(消費税5%計算)
時間にすると、35時間くらい必要になりますね。
で、それを伝えると、「高いッ!」て言われる。
・・・。
高くねぇよ!?それがうちの価格帯だよ!?
そもそも、高いの基準って何よ?何と比べてるのよ?
他社の見積に比べると、ッて言われたら、まだ納得するけども。
ただ高いと言われてもねぇ。
で、値切り交渉に応じるとどうなるか?
1日7時間フルで使ってその見積、金額だったのに、値切られると必然的に使える時間が短くなる。
でも、価格から算出した時間内に終えないと赤字になる・・・。
おや?これは、「サービスタイム」発生の予感!!
で、服務労働するじゃん?体力ガシガシ使うじゃん?体壊すじゃん・・・フィジカルすり減るじゃん。
○○のついでに○○やってもらえませんか?と言われる。
嫌だ。
すごく嫌だ。
ついでってことはさ、お金が発生しないわけじゃん。
タダでやるじゃん、万が一バグが有るかもしれないじゃん?
そしたら、タダで直せっていわれる場合があるじゃん。
自分は、小さい仕事でも、なるべく、5000円でいいからお金ください、みたいにいいます。
そのほうが、責任も持てるし。
スキルのある人なら、別にたいしたことないと思うんだろうけどさ。
自分は全然、中の下から下の中くらいのレベルにいるからさ。
それでも、経営判断でやらざるを得ないときは、仕方なくやるよ。
なんか、結局愚痴をぶちまける大会みたいになってたなぁ。
ま、仕事してたら不満の一つや二つ、ないほうがおかしいよね。
たまりやすいって言うじゃん?不満。仕事のできない人間ほど、特にwww
でも、こんなことをやってると、自然とメンタルもフィジカルのどちらかがすり減ってくる。
不思議なもんで、ココロとカラダのどちらかがこけると、それにあわせて、バランスよく共倒れしようとする。
気づいた頃にはスリップサインまで磨り減ってる・・・みたいなこともあるのかもしれないけど、幸いなことに、まだそうなってはいない。
そう、なってはいない。
- アーティスト: 鈴木 雅之
- 出版社/メーカー: Epic Records Japan Inc.
- 発売日: 2013/10/23
- メディア: MP3 ダウンロード
- この商品を含むブログを見る
違う、「躁」じゃない。
さて、唐突にまた精神状態云々をかくけども。
これまでの生活において、「病」にまで及ばないけど、「うつ状態」「躁状態」になることはあった。
でも最近、どちらでもない、すげーニュートラルなときがある。
分かるかな、いいとか悪いとか、気分の浮き沈みとかがないの。外からの刺激に対して、まったく反応がない状態。
これどうなんだろう、まずいんだろうか。
俯瞰で自分を見るような?
この状態が続いて、未来が見えなくなったら、そのときこそ本当にやばいんだろうなぁ。
楽しいことも、あるけれど。
辛い昨日と同じ、今日、明日がずっと続いていくとしたら・・・。
考えたくもないネッ!
- 作者: 榎本俊二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/22
- メディア: コミック
- 購入: 8人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (127件) を見る
- 作者: 榎本俊二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/23
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 33回
- この商品を含むブログ (81件) を見る