まるでちょんまげハリウッド

ちょんはり師匠の生きざまを切り売りしています。

イチオシは転職体験記!それ以外は、いい歳したオッサンの反省です。反省はしますが、後悔はしていません。たぶん。

28歳、未経験からWEBプログラマーに転職した話(インタールード)

職業訓練校も折り返し地点を過ぎ、9月にさしかかろうとしていた。

小学校の朝の会ではないけれど、訓練校に行くと大体毎朝、業務連絡的な短い朝礼がある。 この連絡は同じく「帰りの会」・・・のような、一日の授業終了のタイミングでも行われる。
「センセー、○○くんが掃除サボってましたー!」のようなタレコミはない。
前の席の人が、相変わらず地獄のミサワブログのち○ち○でか男を見ていることはタレこみたかったが。

朝と夕方のちょっとしたセレモニーでは、「訓練校向けの求人情報」を回覧してくれたりもする。

通っていた訓練校のクラスはWEBデザイナー科だったので、もちろんWEBデザイナー職としての求人があった。
たまに事務職や、ブルーカラーの募集なんかも来ていて頭に「?」となることもあった。

photo by WingedWolf

7月に訓練開始して、2週間位で気付き始めていたんだけれど、9月を目前に控え、改めて感じていた事がある。
WEBデザインの技術って、一朝一夕で身につくものではないのよね。

えぇーっ!!今更ーー!!

そう、いまさら。この期に及んでそんなことを考えていた。
WEBデザインって、センスがいるものなんだな、ということをしみじみと感じていたのだよ。
きれいなデザイン、機能的なデザイン、そのWEBサイトで何をしたいか、目的によってもアプローチの仕方が変わってくる。

授業中に作っていたWEBサイトというか、ホームページも、ぶっちゃけ、「ビジネス」レベルでお金を取れるものでもなく。 せいぜい、「僕の考えたほめぱげ」レベル・・・
一般的なWEBサイトを見て、そんなの作れる気がしなかったよ。

学校では、フォトショを始めとするadobe製品を駆使して、デザインカンプを作ることもなかった。
ついでに書くと、デザインカンプをもとにコーディングすることもなかった。
ちょこっとActionScript組んで、ちょこっとフォトショのエレメンツを触るくらい・・・。

訓練校に通っていたけど、できることは本当に少なかったなぁ。
できることといえば、HTMLで簡単なレイアウトを組むことくらいかなぁ。

今だから言えるのは、いくら未経験だからって、こんなレベルの人材いらないよ・・・。
しかも30代目前なわけだし。

15年前だったら、この程度でも何とかなったのかもしれない。

でも、今日び、中学生だってこれくらいの知識持ってるんじゃないかな。

訓練校に通って良かった?

確かに通ったことで知識は少しついたけど、それをどうしたらいいのか、全然わかっていなかった。
だから、「勉強をしに行く」という意識で話すと、別に通わなくても。。。となる。

お金を払って通う、短期集中のIT系スクールのほうが、もっと体系的に教えてくれるんじゃないかな。

授業時間が足らなくて、結局踏み込んだところまではPHPやデータベースの勉強ができなかったし。
まぁ、これは、講師のせいでも、ミスター扇風機のせいでもない。もともとの期間が短すぎたんだよな。

じゃあその一方で、良かったことはなかったのか? と聞かれたら、そりゃ、あったよ。

訓練生同士で友達になれたこと。
(扇風機じいさんの一件で仲が良くなったというのも、あるにはある。)
本当に基礎的なところだけど、HTMLやらCSSの勉強をできたこと。
就職や、転職についての情報を得られたこと。
雇用保険を受給できたこと。(訓練支給で少し多めにもらえたこと←重要)

パッと頭に思い浮かぶのはそんなところだね。

photo by 37 °C

■WEBデザイン、WEBプログラミングを職業訓練校で学ぼうとしている人へ

訓練校に通った経験は、この2010年だけしかないし、他県などではどのような状況かもわからない。 でも、訓練校に通おうとしている人に伝えたいことがある。
それは、「訓練校に過度な期待をしないでほしい」ということ。

なんだかバカバカしいことを書いてしまっている気もする。

技術を身につけるために通うはずの訓練校なんだからね、本当によくわからないことを書いている。

でも、本当に、3ヶ月やそこらでWEBデザインやWEBプログラミングを「教えられて」「勉強しよう」、そういう意識で行くと、後悔するかもしれないね。

いっそ、有期実習型訓練にでも通ったほうがいい。

ついでだから、有期実習型訓練についても書いておこう。
この訓練というのは、訓練「校」と違い、実際に働きながら学ぶことが出来る。 僕が行ったのは訓練校だったので、民間の専門学校が委託されて行っていた。

でも、有期実習型訓練は「企業」が行う訓練になる。 これは、その訓練を実施する会社の仕事を通じて、その業界の技術を身につけちゃおうという制度なんだな。

「会社の仕事を通じて」ということなので、当然お給料が発生します。

訓練生に支払われるお給料の一部は、国が負担します。 企業側は残りの給料を支払い訓練生を雇用し、実際に使役します。 訓練生は、仕事を通じて、その業界の技術を会得することができます。

お、コイツいいじゃん!と思われたら、そのまま企業が採用しちゃってもOKらしい。

ま、詳しいことはハロワに問い合わせてくださいよ。

リンクだホイ!!

ジョブ・カード制度とは|厚生労働省

ただ、気をつけなきゃいけないのが、国からの助成金目当てで、訓練生という「安価な労力」を手に入れたいだけの企業も中にはあるらしい・・・。

有期実習型訓練についていま私は有期実習型訓練を受... - Yahoo!知恵袋

おっと、話がそれたね・・・。

訓練校に通うのは、今考えると、技術を身につけるよりも、履歴書を埋めて、「やってます感」、「本気でこの業界に入りたい!感」を出すためだったなぁ。
資格をとったのもそう、履歴書を埋めるため。

会ったことも、見たこともない人事担当者。

まず、履歴書を人事担当者の目にとめるにはどうしたらいいものか?と考えに考えて行動してたよ。

未経験、文系卒、28歳

普通にこれだけ書いたら、運が良くないと拾われないと思うよ。じゃあ、どうすればいいのか? そのマイナスと思われる要素を隠す、または目立たなくすることを書けばいいんだよ。

28歳未経験です。でも、情報系の資格をとりました。この資格を取ったからといって、すぐに仕事が出来る、即戦力として動くのは厳しいと思います。ただ、短期間で勉強して資格をとることができました。業務でも、できるだけ早く知識を吸収して戦力になります。みたいな持っていき方、見せ方をしてみるとかね。

出発点がマイナスだから、頑張ればがんばった分、大したことない内容でも評価されるんじゃないか、と思うよ。

自分のできること、境遇、資金、コネクション、これを「財」とするならば、その「財」をフル活用して自分は転職活動していたなぁ。

今回はおふざけあまりなし。

photo by blmiers2