さてさて、前回最後の方に、コンスタントに7割点数が取れるようになったのに、
試験に落ちた。
ことを、サラリと書いたわけですが。
マジで、ここまで勉強したのに落ちたの!?ってな感じですよ。
一応、これから転職をめざす人のために、こんな勉強をしました、ということを書いておこう。
先に言っておくと、若干、アレだ、臭うけど気にするな。
使ったテキストとか。
使ったのは、
栢ノ木先生の本と、過去問題集と、基本情報の薄っぺらい本。
あと、午後のプログラミングの教科書。
最初に書くけど、一番重要なのは過去問題集。
こいつを、どうしようもないくらい何度もやるのが合格への一番の近道。
ポイント:とにかく、何回もやること。
時間はかけなくてよいので、回数をどれだけこなせるか、ここに焦点を絞って勉強した。
特に、午前の問題は脊髄反射で解けるくらいにやったぜ。
すぐ下で書くけど、午前は、ほとんど暗記物だから。
■試験の対策
基本情報技術者試験は、午前と午後を使って試験をするわけだが・・・
大雑把に書くと、
1.午前は暗記主体。
2.午後は長文問題(選択)
x1 暗記したワードを総動員しつつ、国語の文章題をとく。
x2 プログラミングの問題。
詳しい試験要綱についてはipaのサイトを参照してほしい。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理技術者試験:試験の概要
ついでに勉強スケジュールも書いておこう・・・
試験1ヶ月半前 ~ 試験1ヶ月前
1.問題集解きます。
まずは、己がどれだけ出来ないかを認識する。
文系の自分は、久々の2進数で泣いた。
ニシンそばが嫌いになりました(嘘)
でも出来なくてもへこたれることありません。
なぜなら、未経験だし、文系だし。
2.問題集解きます。
1と変わらないじゃん。
ただし、今度は回答を見ながら解く。
なぜその回答になるのか、理由を少しずつ理解しながら。
なお、まだ午前の問題しか手をつけてない。
このころから副読本的に栢ノ木先生を読み始めた。
パラパラめくって、読めるところまで読み、疲れたり、飽きたりしたらやめてた。
試験1ヶ月前 ~ 試験3週間前
やはり問題集解きまくり!! そしてこのころから、午後の問題にとりかかる。
午後の問題が、いわゆる未経験者の壁になる。情報系の試験でよく言われるのが、実務経験者に有利。
これは、実際の現場での経験が少なからず解答に活きてくるから。
そして、プログラミングの問題。
こいつについては、経験がものをいう。あとは、センス。
今では、基本情報の試験にプログラミングに表計算の問題も含まれているが、自分は、アセンブラ言語(CASL2)を選択。
つーか、将来的にプログラマとか視野にいれるなら、表計算より言語でしょ。
みたいな気持ちで、アセンブラ言語を選んだが、少し泣いた。
最初、分からなすぎて。
でも大丈夫、まだ一ヶ月前だし、未経験だし!!
プログラミングの勉強法については、
これといって、攻略法がなかった気がする・・・。
でも、自分がPHPを勉強した時のことを思い出すと・・・
とにかく、コードを書いて覚えるしかないのかも。
なんでこういう風に動くのか、こればっかりは、頭のなかでプログラムの流れがわからないと無理。
幸いなことに、ネットの親切な方々がCASL2シミュレータを作ってくれている。 検索して、プログラムを組んでみればいい。
テキストに乗っているサンプルでも何でもいい。
書いたコードが動くこと、これが重要だ。
そうそう、書いたコードが動いたことに、「コイツ、動くぞ・・・!!」と、感動できないと、そもそもプログラマーというか、IT業界に作り手側として転職するべきかどうか、再考すべきだと思う。
まぁ、俺はこの時点でコード書かなかったけどね。(再考も反省もしてない。)
試験2週間前 ~ 試験直前
とにかく問題集。
プログラミングの出来なさっぷりに吠えた。
が、諦めずに勉強するという姿勢だけはとっていた。
・・・とまぁ、こんなかんじで勉強してたら、
なんとか1ヶ月半でギリ合格点に届く程度にはレベルアップできた。
(コンスタントに七割得点する状態)
でも、本番で落ちた。
そんなこんなで本番当日。
家からクルマで20分のところの試験会場(関東学院大学)へ向かう。
当時買ったばかりの愛車に乗って。ルンルン気分で。
試験会場につくと、そこには、驚きの光景が広がっていた。
受験者のおよそ半分が、10年前の秋葉原からタイムスリップしてきたような出で立ちだった。
これは、誇張でもなんでもない、俺の恐怖体験だ。
眼前の景色に、思わずこうつぶやく・・・。
「・・ュース・・・アキハバラ・ストリートニュース・・・!!」
受験するため、指定された教室に向かう。
隣の席には、やはりアキハバラからの戦士が、いや、「魔法使い」だな。
魔法使いが座っていた。
魔法使いの出で立ちはどことなく、KTO大明神を彷彿とさせるものだった。
試験開始まで、あと五分。
筆記用具と腕時計を出し、携帯の電源をオフにする。
※ちなみに、携帯、マナーモードにしてても試験会場によっては、
不合格とされるらしいので、余程のことがない限りは電源を切っておいたほうがよい。
―と、隣から何やらぼそぼそと声が聴こえる。
まほうつかいはキモイ呪文をとなえだした!
「んー、リカちゃん今なにしてんのかなー、えへへー」 「はやく、リカちゃんに電話したいよぉ~」
信じてほしい。
本当にこんなことをつぶやいていたのだ。
呪文の詠唱は、試験が開始しても止むことはない。
何だコイツ・・・何だコイツ・・・!!!!!
徐々にイライラしてきた。
途中、魔法使いの後ろの席に座っていた兄ちゃんが、試験監督に対して、
「前の席の魔法使いがうるさいので注意して下さい」
と言っていたのが聞こえた。
試験監督も注意していた。(2回くらい)しかし、魔法使いは退室にならなかった。なぜだ。
うぅ、キモイよぉ・・・。リカちゃんって誰だよ・・・。
まほうつかいはキモイ上に、俺の集中力を乱してくる。
そう、奴が唱えていたのはメダパニ――。
魔法使いとしては、優秀だろうが、俺は今すぐにでも、隣の席にいる人間のHPを0にしたい気持ちでいっぱいだった。
キーーン、コーーン、カーーン、コーーン
午前の試験が終わり、昼メシ。
俺は、魔法使いから逃げるように、外へ出る。
教室に戻れなかったため、最終チェックもほとんど出来ずじまい。
そして。
午後の試験が始まった。
相変わらず、試験が開始しても、じゅもんの詠唱は続く。
「二次元へ行くためのルーラ的な呪文だろうか?」
「今すぐ、地獄へのルーラを唱えさせてやろうか・・・。」
「なぁに、MPの消費はしない。HPが、いや、ライフが0になるだけさ・・・。」
と思っていたら(←既に試験に集中できてない)、後ろの兄ちゃんがブチ切れた。
だがそこは紳士的に、試験監督を呼んで、三回目の注意。
累積3回の警告で、ついに「まほうつかい」はその場から連れだされた。
ナイス、バシルーラ!!
だが、時既にお寿司。
試験時間は残り1時間。
完全に調子を崩された自分は、解いた問題を見なおす時間もなく、敢え無く散った。
なお、基本情報技術者は、秋にリトライしてなんとか合格した。
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言い訳っぽくも聞こえるが、集中できなかったのも、また事実。
次回:職業訓練校に行こう!!(説明会編)