まるでちょんまげハリウッド

ちょんはり師匠の生きざまを切り売りしています。

イチオシは転職体験記!それ以外は、いい歳したオッサンの反省です。反省はしますが、後悔はしていません。たぶん。

28歳、文系の俺が未経験からWEBプログラマーに転職した話。「4.会社、やめました。」

人事考課面接、いや、

退職考え直しなさい面接

から1週間。

俺は・・・

引き継ぎマニュアルを作っていた。

通常の業務(といっても、いつもの「ぽちぽち」だが)に加えて
新たな仕事が増えた。

退職寸前で、新しい仕事が舞い込む。
うぇー、面倒くせ・・・

そう思うくらいならまだマシだ
あなたはまだその会社で頑張れる(んじゃないかな、うん。)

だが、俺は違った。

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その時の俺は、

「マニュアル作ったら辞められる!」
「とりあえず犠牲者 イケニエ後任の人材を育成すれば辞められる!」

と考えていた。

恐ろしいほど純粋に、「会社辞めたい」気持ちが原動力となり、
面倒くさいとは思わず、ただひたすらマニュアルに打ち込むことができた。

そうしてできたマニュアルは、当時の自分からしたら、
そらもう、最高傑作ですわ。

たぶん、最高傑作・・・のはず。

・・・・記憶があいまいなので、そう書いておこう。

とにかく、最高傑作なマニュアルを作った。
あとは新人が入ってくるのを待つだけだ!!

退職まで、あと10日。

そして、ついに、入ってきた新人!!

なんかチャラい。
DQNの香りがする。

天秤座B型の俺のするどい嗅覚が告げる。
「あ、おれこの人苦手だわ。」

説明すると長いが、俺は第一印象で その人と波長が合う、合わないを かなり正確に判断することのできる特殊能力の持ち主だ。

波長の合う合わないは、我慢するしか無い。
どうせあと2週間もないこの会社における、リーマン人生。
俺が頑張ればいいのだ。そうまでして辞めたいのだ。
それでいいのだ!!

新人さんの年齢は自分よりちょっぴり上。
だが、会社は入った順で先輩後輩が決まったりもするのだよ、チミ。

そして、新人さんは少しだけPHPが書けたりするらしい。

・・・へぇー。

「そんなもん必要ねぇんだよ、クソの役にもたたねぇんだよ、
テメーに必要なのは、俺様に替わって、 毎日キーボードをぽちぽちしてりゃいいんだよ!!」
などと思うわけも、ましてや口にするわけもなく、
マニュアルを渡して、

1.お手本見せる。
2.一通り同じ操作をやってもらう。
3.自分でやらせる(横から俺がやいのやいの言いながら。)
4.もう一回自分でやらせる。(わからなかったらこっちに聞くように指示)

という山本五十六方式を簡易的にした教育を開始した。

開始した、と思ったら、あっけなく俺、最終出社日になっていた。

最終出社日だったが、有給休暇が14.5日みたいに、中途半端に残っていたので、
午前中だけ出社し、午後には、
「俺は離脱するけど、あとは頼みましたぞ!!」キリッ!!(内心ニヤニヤ)

というセリフを残して会社を後にした。

昼間から飲んで帰って一人カラオケしたのは言うまでもない。

明日から、寝坊ができる。

そんなことを考えただけで、体からワクワク汁が噴き出た。

なんの汁かはしらねぇけど、紅音ほたるとかが噴くのとおんなじだ。
・・・たぶんな。

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翌日。

午前9:00をまわり、俺は、
寝ていた。

これぞ、無職(まだ在職期間中だけど)の醍醐味。

途中、呪いのように体に染みついた習慣のせいで一度目が開いたが、
そこはグッとこらえて、二度寝の修行。

午前九時を回り、 1分経過、5分経過、15分経過・・・
このまま順調に、太陽も南中を迎えるのだと、このブログを見てしまった誰もが思ったに違いない。

だが、その静寂はあっけなく破られてしまった。

新人さん、「アザース!!」

新人君からの電話だった。

うん、うん、それ三回くらい説明したよ・・・。

また次回。

初めてのハローワークまで、 徒歩30分