■はりきって二時間目。
いぇーい!!テンションあげていくぜー!!
大型自動二輪教習の二時間目だぜ、いぇーい!!
この時間は8の字とスラロ・ロ・ロ・ローム!!
■バイクの重さにビビる。
大型教習2時間目、ということでね、えぇ・・・
まったく、バイクにねぇ、全然、体が馴染まないんですよねぇ・・・。
年のせいか?いやいや、まだ32ですよ?
そんな戸惑いなんてお構いなしとばかりに、今回の課題が進んでいく。
photo by Joint Base Elmendorf-Richardson
■8の字だって、スラロームだって。
普段乗ってる390DUKEは、大型教習車のNC750よりも重心が高いので、パタパタ倒すことができる。
だから、コーナリングとかも結構気楽に傾けることができる・・・まぁ、ヘタレなんで、タイヤのリーンゲージ、4.2くらいまでしか使えてないですが・・・それでも、教習車よりは傾けるのが楽なんです。
そもそも、重心が高いと、なんでバイクを傾け*1やすいか?
これもググってほしいところだけど、簡単に説明すると「てこの原理」が働くから。
どの部分が「てこ」なのか?
タイヤと地面の振れている部分が支点、重心部分が力点と考えてください。
そして、てこの原理を思い出しましょう。
支点から力点の距離が離れるほど、少ない力で大きな運動量を得られた・・・はずだよね。
それを踏まえると・・・
重心が高い = 支点から力点が遠い
→ 少ない力で倒しこめる
→ 低重心に比べて倒すのが楽。
っつーことになるんです。
重心が高いと、倒すのが楽な分、少し気をつかってやらないと、すぐ不安定になっちゃう、という面もありますが・・・。
一方、NC750Lはというと、傾けるのがこえぇ。
DUKE君に比べると、ちょい大きめに傾ける意識をしてるんだけども、この「ちょい多目の傾け」が、「傾けマシマシ」くらいに感じられて怖いんだよね。
でも、その一方で、低重心だから起こすのは楽・・・なはず。
起こしやすいんだったら、DUKEくんより乗りやすいんじゃないか・・・?
そのはずなんだけど、普段の軽くてひらひら感覚とは、ギャップがありすぎて、やっぱ怖かったよ。
■セルフステアもしっかりね。
さて、八の字で意識するのは、傾けと、セルフステアだ。
セルフステア?なんだそれ?
バイクは、走行中に車体を傾けると、ちょっと遅れて前輪が傾いてくる。っつーか、勝手にハンドルが切れてくれる。
原理についてはほかの詳しい方が説明してくれるから、ぜひともググっていただくとして。
8の字走行では、このセルフステアもしっかり意識して使っていくべき、と教官に教えられた。
いや、でもこのセルフステアもまた怖かったのよ。
車体傾けーの、ハンドル切れはじめーの・・・
あまりに自然に切れるハンドルこ、こけちゃう・・!?っていう恐怖心がおこりーので。
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恐怖心がオコリーノだと、手首やひじがこわばりーのしちゃうんだ。
そうすると、セルフステアッー!で切れるハンドルを、手でつっぱてしまって、上手に使えなくなる。
結果、曲がれなくなっちゃう。
■ちびっこライダー、セルフステアと友達になりたい。
なんとか「こわばり」を排除しなければ・・・でも、力は抜けないしな・・・
こわばる肘よ、曲がれ―、フレキシブルにー!!願いは神には届かない。
と、そこへ教官がコツを教えてくれた。
教官「若干前のめりになるといいよ。」
マジか。
素直にやってみる。
体がハンドルと近づく分、腕の可動範囲が増えて、なんかハンドル動かしやすい気がする。
自分とハンドルまでの距離が長いと、特に僕みたいな低身長ライダーはどうしても肘が伸びがちになっちゃう。
でも、体を前のめりにすることで、ハンドルに近づくことができる。
そうすると、自然と肘は下がって、かつ、腕も曲がる → 腕の可動域が増える、ハンドル操作しやすい!という勝利の方程式が導かれるんだね!!
うーん、納得だよ。
そして、車体と体がなんだか一体になった気がして、こころなしかバイクを傾ける恐怖心も薄らいだ気がする。
教官が教えてくれたコツ、すげー、効果てきめんだわ!!
神が聞き入れなかった願いは、教官のアドバイスで一瞬にしてかなえられた。
教官が神を超えた日である。
■ちびっこライダーが教習所でバイクを傾けるコツ
さて、セルフステアのことを先に書いてしまったけど、肝心の傾けがうまくいかないと、セルフステアは発生しない。
バイクを傾ける、つまりバンクさせるためにはどうしたらいい?
ここではDUKEくんに乗ってる時でもやってることが役にたった。
ズバリ、傾けるほうのステップを踏む(ように体重をかける)。
すると、体重がそちらに移動させやすくなる。
右に傾けたいなら、右のステップを踏み込む。
同時に、左足はタンクにひっかけるような状態にすると、さらによいみたい。
逆もそう。
あ、そうか、ニーグリップの応用だな?
おかげで、8の字は余裕でできるようになりました。
■大型教習車でスラローム。
これについては、頭の位置はほぼ一定で、バイクを振り子のように傾けるといいらしい・・・って、普通二輪の免許取った時とあまり変わらないね。
分からない人は、バイク スラローム 振り子 などで検索すると、ここで書くよりも詳しい説明や動画が・・・
動画あったので貼っておく。
ちなみに、大型二輪のスラロームは7秒以内に通過することが課題となっている。
僕はスラロームは7秒ちょいだったので、タイム的にはもうちょい。
■さて、まとめようか。
大型教習二時間目、八の字とスラローム。
スラロームに若干の不安を残しながらも、なんとかクリアすることができた。
ニーグリップ、セルフステアと、改めて意識する必要があるな。
しかし、まだ2時間目とはいえ、教習車に慣れないな。
いつになったら慣れるのだろうか。
次回:クランク成功指数は75%
*1:バンクさせ