■踊らないし、あまり怖くはない、それでいてちょっとグロい。
この、桃屋の「辛そうで辛くない、少し辛いラー油」みたいな感じの見出しはなんだ、いったい。
○○・オブ・ザ・デッド。
そう聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
サービスゲームズジャパン・・・、セーガー♪なら、「ハウス・オブ・ザ・デッド」。
ガチのゾンビ映画好きなら、「ドーン・オブ・ザ・デッド」。
エドガー・ライト好きなら、「ショーン・オブ・ザ・デッド」。
バナナマン、日村勇樹出演の映画は、「新撰組・オブ・ザ・デッド」。
○○・オブ・ザ・デッド・・・いずれも、ゾンビ作品ですね。
そして、インド映画、と聞いて、あなたは何を想像しますか?
華やかで、女優さんがきれいで、そして何よりも、「踊る」のがインド映画だと、
そう思っていませんか?
■インド・オブ・ザ・デッドと聞いて思い浮かべるのは・・・?
何事も「経験から学ぶ」のは大事なことですな。
インド・オブ・ザ・デッドという響きを受け取って、先ほど書いたこと、経験則で導き出す答えはこうではないだろうか。
「ゾンビが、踊りまくる・・・?」
つまりは、こういうことだ。
Golimaar...Shoot the Bullet !! - YouTube
KING OF P○P と呼ばれたアーティストがこんな歌をリリースしていただろう?
ゴリマァァァアアアルルル・・・・!!!!!!!*1
君が思い浮かべたその答えは、0.5%くらい正しいが、99.5%間違っている。
確かにゾンビはたくさん出てくる。
が、踊らない。
むしろ、集団で襲ってくる。
動きだって、世界標準のゾンビと何ら遜色ない。
噛まれたら最後、お決まりのゾンビ化だってしちゃう。
そんな、従来のインド映画に対するイメージをガラリと変える映画を観てきたよ!
こんなに劇場内に笑いがあふれるゾンビ映画、あったんだろうか?ってくらい笑ったし、爆笑の渦に包みこまれた、劇場内の一体感がすごかったぜ!
■きっと、うまくいかねぇ。
この映画の主人公は、ラヴとハルディク、そして二人と一緒に住む、バニーの仲良し(?)三人組。
あるとき、ラヴは失恋、ハルディクは失業し、二人とも心(身)にダメージを負う。
そんなとき、バニーが社内プレゼンのために、ゴアに行くという。
ゴアといえば、インド有数のリゾート地。
ハルディクは、失恋をいやすために、ゴアに行こうとラヴを誘い、バニーに便乗・・・正確には、二人のゴア行きに、バニーが巻き込まれるところから始まる・・・。
そして、ゴアで出会った激マブい女の子、ルナに、離れ小島で行われる、
レイヴパーティーに誘われるのだが・・・
おーっと、ここから先は劇場で確かめてほしいが、ヒントを出そう。
「バタリアン5」だ。
・・・。
って、あ、公式サイトにそこまでの流れが書いてあったわ。てへ。
■ジャンルは、ゾンビ・・・ゾンビ・コメディ!?
ホラーではない。
ゾンビ・コメディだ!
ゾンビ出てくるよ、はらわた、食い散らかすよ!!
でも、ジャンルはゾンビ・コメディだ!!
ゾンビとの遭遇、パニックシーンと、ゾンビがいないときのセーフティなシーン?
との温度差はなかなかすごい。
さっきまでゾンビに襲われていてパニック!!
だったのに、数分後には、出会ったゾンビについて、「昨日まではいい女だった」とか、「(ゾンビと関係を持った)お前がゾンビ化しないか確かめるから、九九を言え」みたいなやり取りがあったり。
その温度差と、ユーモアのセンス(そして字幕の翻訳センス)に、劇場が笑いの渦に包まれます。
映画『インド・オブ・ザ・デッド』劇場予告編 - YouTube
予告編以外にも書きたいこといっぱいあるんだよ!
女ゾンビとの追いかけっこが、BGMのせいで、まるで恋人同士みたいに見えたり*2、ロケットランチャーでゾンビぶっ飛ばしたり*3。
劇場でぜひ確認してほしい!!
映像技術的なこと書くと、ストップモーションを使った演出とか、スローモーションで弾道(CG)を描いてみたりとか。
こないだ書いたけど、ちょっとだけホットファズも思い出したよ。
↑調子に乗って作られたTシャツらしいよ!それを調子に乗って買っちゃったよ!
おそらく、インド・オブ・ザ・デッドの監督、ラージ・ニディモール&クリシュナ・DKは、エドガー・ライトの「ショーン・オブ・ザ・デッド」も参考にしてるんじゃないかな。
途中で、「ゾンビの真似したらやり過ごせるんじゃね?」とラヴが言い出すシーンなんかは、まさに「ショーン・オブ・ザ・デッド」。
結局バレちゃうあたりなんかもね。
■耳から離れない、劇中の音楽。
あとね、劇中の曲がなかなか良かったんだよね。
レイブ・パーティーのシーンで使われるダブ、ゾンビバトルシーンでの曲、あとはオープニングのBGM。
特に、主人公たちがゴアに向かう途中でかかる、「ババジキブーティ」ってのが、耳からはなれないんだよ!!
■東京での上映は今日(3/27)が最後ですよ!!
凱旋があるか分からないし、見たいとなったら、もう大阪(4月公開)に行くしかありません!!
配給のオデッサ・エンタテイメントさんは、公式twitter*4でも公言?しているように、今回が初めての配給だとか!!
凱旋上映もあるか分からないし。
- アーティスト: あんしんパパ
- 出版社/メーカー: FUJIPACIFIC MUSIC INC.
- 発売日: 2010/12/08
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はじめてのハイキュウ・・・。
東京最終日の今日、僕は仕事で観に行けないけども、チケットを手に入れられたみなさん、楽しんできてください!
そして、ソフト化希望!!なんなら署名しよう!
◇追記:4月4日より、新宿でも上映決定!
でも、またも1週間限定、レイトショウだぜ!観に行く人は要チェックだぜ!