思いつき房総プチツーリング、折り返し地点に。
前回はコチラ↓
12:55 洲崎灯台 ~ 館山 渚の駅
絶景を堪能したところで、少し早いが帰ることにした。
船が出るまでにはまだ2時間以上ある。
ただ、風がどんどん強くなっていることや、午前中の混み具合を考えると、出港の1時間前までには金谷港に戻っていたほうが安全だろう。
洲崎灯台を出てしばらくすると、やたら胸元がスースーする。
それもそのはず、上着のジッパーを閉め忘れていた。
あらやだ。
あわてて近くの公衆トイレ駐車場に入る。
房総フラワーラインは、至る所に公衆トイレが設けられていて、適度に休憩ができる。
また、コンビニも適度な距離に配置されている。
バイクも、バイクツーリングも初心者の僕にはありがたかった。
13:15 渚の駅でほげぇー
渚の駅館山到着。
渚の駅、という名前だけれど、これ、道の駅だよね?
その土地の名産品や、お土産物を売っていた。
特にシビレたのが、大トロが冊で売られていて、これが500円くらいだったこと。
やっすい!クルマだったら買ってたかも・・・。
房総フラワーラインを走っていると、道の駅が多い事に気付く。
これもまた、利用がしやすくてありがたい限り。
館山の道の駅には、プチ水族館があって、目の前の海に生息する魚やウニなどが展示されていて、これまた楽しげ。
プチ水族館以外にも、民俗資料館が併設されており、かつて館山で盛んだった捕鯨文化を知ることも出来る。
昔はこんな銛で仕留めていたのか・・・。
それが近代化で、こんなカタチに!しょえ~!
写真におさめてはいないが、「館山夕日桟橋」、これがまた素晴らしい。
まっすぐ海に突き出た桟橋から、その名の通り夕日を見たら、さぞ素晴らしいだろうなぁ・・。
できることなら、愛車の390 DUKEを止めて、写真でも撮りたいところだけれど、残念なことに車両は乗り入れてはいけないらしい。
時間があればゆっくり回りたいところだが、船の時間が気になるので、程よいところでしゅっぱぁーつ。
13:40 崖観音を下からながめる。
道の駅を後にし、北上すること約10分。
途中、強風にあおられながらも、崖観音に到着。
この崖観音、文字通り崖にお堂が立っている。
本当は大福寺って名前らしい。
やはり、間近に行く時間がなく、お堂の下から眺めるだけで、行った「気分に」なるだけで終了;
現在お堂は改修工事中らしく、足場が組まれていた。
近々工事も本格的に始まるそうで、しばらく拝観できなくなるんだとか。
これは駐車場にいた、人懐っこいにゃんこ。
癒される。
13:55 疾走暴走ストームライン!
崖観音を出て、再び金谷港を目指す。
やはり横風にあおられる。
390DUKEは、燃料満タンでも150キロを切るほどに車体が軽い。
そのおかげでバイク初心者の僕でも扱いやすく、ヒラヒラ感を味わえる。
だが、その車重の軽さゆえ、横風に非常に弱くなる。
車道の左端を走っていても、横風を受けて、何度も反対車線まで流されそうになる。
房総フラワーライン*1は、帰途につく僕と390DUKEに牙を剥き、暴走ストームラインへと豹変した。
「軽いから」確かに横風には弱い。しかしその一方で、「軽いから」なんとか、下半身で抑えこみつつ乗ることができたんだけど、館山 → 鋸南町に入ってから連続するトンネルは気が抜けなかった。*2
スリリング、と書けばかっこよく聞こえるが、かなりマジメに命の危険を感じつつのライディングだった。
なんとか金谷港に到着する。さすがに出港まで1時間あると誰もいない。
船を待つバイクは僕だけだった。
14:30 金谷港でうどんを食べる。
そういえば、朝食のカレーパンから、何も口にしていないことに気付く。
バイクに乗るのに夢中になりすぎていたからか、いや、単に横風対策で必死だっただけだな笑
命からがら、喉もカラカラ、腹はペコペコのオノマトペ炸裂だ。
腹が減っては戦は出来ぬ。戦をする予定はないがターミナルの蕎麦屋に入る。
穴子天うどんを食べたかったが、売り切れらしく、キス天、イカ天入りのうどんを頼む。
おや?厨房に人の姿がない・・・。
・・・店員がいないので、頼めない・・・。
「すいませーん!」
空きっ腹と、店員のいない厨房に声が響いた。
3分ほどして、奥からおばちゃんが。
「あらやだ、呼んでちょうだいよ~」(呼んだわよ~・・・)
食券を渡して無事に注文完了。
できあいの天ぷらが乗るのかな、と思っていたら、その場で揚げてくれた。
ちょっと嬉しい。
待ちに待った、昼食。空腹という名の調味料はありったけ、ぶち込まれている。
今の自分にはこれ以上ないごちそうだ。
熱々のキス天を食べる。
本日2度目のアツアツでサクサク体験。
くぅーっ、しみるなぁーーーっ・・・知覚過敏に。
そろそろ歯医者に行こう。
熱々の天ぷらとうどんを、フーフーしながら食べて少しヒーヒー言う。
あっという間に食べ終えた。
至福の時間は短い。
14:45 名産のびわソフトを食べる。
メインを食べたらデザートも食べずにはいられない。
今日の僕は、糖質制限をオフにしているのだから。
今度はびわソフトをバニラミックスで注文した。
まわりに人が少ないのを確認し、こっそりと、そしてただひたすら舐める。
うまぁーーーい!!*3
30歳をすぎて、ソフトクリームを必死になめるちっさいオッサン。
しかも一人だ。
寂しいおっさんがぼっちでソフトクリームを舐めている。
もし僕が漫画家だったら、「さびしんぼ」というタイトルでマンガをかいていただろう。
こんな姿見られたくないし、まわりも見たくないはず。
だからこっそり舐めていた。
最低限のエチケットだ。
なぜだか余計にさびしくなった。
そんな僕にもソフトクリームは優しい甘み。
甘み、ありがたいなぁ。
うどんで終わるはずだった、「至福の時間」の延長戦がここにありました。
ソフトクリームも食べ終わって、ターミナルをウロウロしているうちにアナウンスが流れる。
「二輪車のお客様、お車までお戻りください。」
15:25 さらば房総!また来るよ!
いつの間にか、船を待つバイクは20台ほどに増えていた。
行きのフェリーで一緒になった人たちもちらほら。
お、250EXCも停まっている。
行きの船とは違い、一度経験したからか、帰りのフェリーにはスムーズに乗り込んだ。
390DUKE君を固定して、デッキにあがる。
来た時よりも確実に風は強く、白波も目立つ。
まだ離岸もしていないのに、船体は揺れる。
これ平気か?船、出るのか?
しかし、乗り込めたということは、三浦半島まで行くのだろう。
小心者の僕はドキドキしながら、出港のときを待った。
そして・・・船体と岸をつなぐ係留ロープが外され、ゆっくりとフェリーが動き出す。
次回:仕事きっちり、ちょんハリ師匠。

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