さて、バイク教習の合間に、日産グローバル本社へ行ってまいりましたよ。
理由は、日産が横浜市と連携して実施している社会実験、ワンウェイ型カーシェアリング「チョイモビ ヨコハマ」で使用されている、超小型電気自動車(EV)「日産ニューモビリティコンセプト」の講習を受けるためです。
日産|日産自動車、超小型モビリティを活用したワンウェイ型カーシェアリング 「チョイモビ ヨコハマ」出発式を横浜市と実施
このチョイモビ、職場の近くにおいてあるのですが、なにせ置いてある場所が県庁なもんで、「公務員しか乗れない」もんだと思っておりました。
ところが、「講習さえ受ければ、免許保持者(かつ、クレジットカード保有者)はだれでも乗れる」、ということに気づき、会員登録も無料なので、「無料・・・」の言葉に踊らされ、チョイモビ講習会に行くことにしました。
■まずは会員登録
講習会を受けるには、まずは会員登録をしなければなりません。
用意するものは、自分の免許証(の画像)、クレジットカード。
会員登録にあたっては、住所、氏名、緊急連絡先、免許証を撮影した画像を、WEBフォームから登録します。
また、チョイモビ決済用のクレジットカードを登録することが必要ですので、シークレットコードを含めて登録しましょう。
決済サービスは、食品ではないほうのSB、つまりソフトバンクのペイメントシステムを使用していたと思います(うろ覚え)。
■講習会の予約をしよう。
無事に登録を終えると、会員登録完了メールが届くので、内容に沿って、チョイモビ講習会の予約を進めます。
なお、講習会を受けられる場所は、日産グローバル本社ギャラリー、マリノスタウン、横浜中華街の3箇所がありますが、スケジュールやアクセス方法については、
より調べてください。横浜中華街は変則スケジュールらしいので、日産グローバル本社、マリノスタウンがオススメです。
■チョイモビ講習会会場にいこう。
今回、ちょんハリ師匠は日産グローバル本社ギャラリーで講習を受けてきました。
グローバル本社ギャラリーというだけあって、プチモーターショーのように、日産車がズラリ!!
行った時に、ちょうど新型の、ダウンサイジングターボを積んだスカイライン(エンブレムがインフィニティの車両)のプレゼン?ショーを行っていました。
これは、三菱党の私としても若干、心臓の鼓動が高まりましたが、本日の目的は、あくまでチョイモビ。
■講習はおよそ30分60分。もちろん無料。
最初に、日産ニューモビリティコンセプト、チョイモビ利用に当たってのルールや注意事項を聞きました。
しっかり記憶しているのは、たった二点。
1.ニューモビリティコンセプトは、規格外の車両。
現在の法律上、ニューモビリティコンセプトは該当する車両の規格がないそうです。
そのため、今回国土交通省、横浜市とタッグを組んで実験するときだけ、軽自動車の規格で運用されるとのこと。
そういえば、ナンバーは黄色でした。
2.サービスは横浜市内限定。自動車専用道路の通行は不可能。
神奈川県には、首都高湾岸線、横浜横須賀道路、横浜新道、第三京浜道路、保土ヶ谷バイパスなどの自動車専用道路がありますが、これらの道路で通行はできません。
また、横浜市内から出ることは出来ず・・・GPSで常に監視されているそうです。
横浜市から出ようとすると、警報アラームがなり、しばらく横浜市内に戻らないと、サービス利用者へメール、最終的には電話連絡が行くとのこと。
ただ、横浜市内であれば、端から端まで行っても全く問題ない。
(1分利用につき20円課金され続けるのと、電池の残量、ステーションの営業時間に注意する必要がある。)
■日産ニューモビリティ・コンセプトを運転するにあたって。
日産ニューモビリティ・コンセプトは、こちらの記事でも紹介があるように、ルノー製です。
ルノーの電動一人乗り商用車は105万から - 車好きの勝手な妄想
ドア付き、ドア無しのモデルがあるようで、講師のお姉さん(かわいい。多分僕より若いけど、お姉さんと呼ぶ。)によれば、ドア付きモデルは100万円くらい、ドア無しモデルは80万円から買えるそうな。
なお、ドア無しモデルの安全性については、こちらの記事を参照されたし。
ルノーTwizy衝突テストで、小型EVの安全性に不安 - 車好きの勝手な妄想
これから試乗するっていうのに、軽く恐怖感を覚えた、プレパラートのカバーガラスメンタルを持つ男こと、ちょんハリ師匠です、どうぞよろしく。
さて、お姉さんから、乗り方について詳しい説明を受けます。
予約の取り方とかは、説明するのも面倒なので省略!!
公式HP見てね。
追記:動画あったよ。
利用の30分前から予約開始、スマホやらPCから予約取って、チョイモビ・ステーションに行って、乗車前点検などをすまして、チョイモビ用のICカードを社内の端末にかざして~・・・って、あんま記憶に残ってないぞwww
ま、大丈夫、車両、コクピット内にもやり方は書いてあるから。
日産ニューモビリティ・・・長いから、以降はチョイモビって書くけど、乗り方以外の車両の説明で気になったことを列挙します。
- チョイモビは二人乗り。
ぱっと見、一人乗り?と思うけど、二人乗り出来ます。
ただ、運転席のシートを前にスライドさせないと乗れません。
- タイヤが出っ張っている。
これは、一般車両のように、ボデーにタイヤが収まっているわけではなく、ケータハムのスーパーセブンのように、ボデーから横にはみ出している、ということです。
- バックミラーがない。
後方確認は、サイドミラーのみです。これ、後述の試乗で気になったこと、でも書きます。
- 電気自動車の特性上、坂道では必ず後ろに下がる。
モーターに電圧がかかって?回り出すまでにタイムラグがあるため、モーターが回り出す一瞬、トルクが掛かるまでの~0.5秒程度、下がります。
また、ブレーキを踏まないと、ハンドブレーキを引くことができない、という仕様のため、ハンドブレーキによる坂道発進、そして、左足ブレーキも出来ません。
もちろん、昼スタート、夜にエンド・・・じゃない、ヒルスタートアシスト機能はございません。
このあたり、僕といっしょに受講していた人も気になったそうで、
「講習を受けた人は車両特性がわかるからいいけど、別のドライバーが『どうせオートマだろ?』と後ろにピッタリ付けられたら怖いよね」、と話していました。
どうしても下がりたくない人は、「大きな声では言えませんが・・・」という前置きをした上で、 「マニュアル車でいうところの半クラ状態、アクセルを軽く踏んだままでの坂道停車がよいかもしれません」
ということを、お姉さん(かわいい)は教えてくれました。
あと、後続車両に「下がるよ」「坂道で詰めるんじゃねぇ」というようなアピールをするため、車両後方に何らかの表示をしたほうがいい、という声が利用者からは上がっているようです。
講師のおねいさん(かわいい)も、「上にかけあってはいるんですが・・・」と、ため息混じり。
- ドライバーの途中交代不可能
二人乗りしていて、ふたりともチョイモビの講習を受けていたとしても、乗れるのは、実際にその車両を予約した人だけです。
これは、保険の関係上だそうです。
- 乗車の処理、停車の処理を完璧にしないと、1分20円が課金され続ける。
10分でも200円、というのは本当にちょっとそこまで行くのに便利ですね。
でも、ステーションに止めて返却処理をしないと、1分20円課金が発生し続けます。
実際に、こうしたトラブルが既にあるとか・・・。
- 利用できる時間は8:00~20:00まで。
WEBまたはスマホのアプリから、チョイモビの乗車予約をするんです。
だけど、乗車30分前からしか予約ができない、かつ、朝8:00前は予約が出来ないので、すんげぇ急いで
チョッパヤで予約すましたとしても、実質的な稼働は8:05~20:00くらいじゃないでしょうか。
そうそう、ステーションによっては、20:00より前に営業を終了するところもあるとか。
みなとみらい地区は夜景が素晴らしいので、せめて21:00くらいまでは使いたいところだよねー。
まぁ、僕は一緒に見る人もいな・・ゲフンゲフン、なんでもないし、僕には某スリーダイヤの某:5くんがあるので(強がり)。
- 窓は無いので、雨降ると横から吹き込むし、つまり濡れる。
うん・・・。しかも、後部座席のほうが濡れるらしい。
- 事故ったら、社会実験終了の可能性大。
事故るな。以上。
■お待ちかね、チョイモビ試乗タイム
割愛!!
オイ!!
・・・何しに行ったんだ、ってことになるので、ちゃんと書きます。
コースは、グローバル本社を出て、マリノスタウンのあたりをぐるりと一周。
10分くらいのカンタンなコースです。
チョイモビ3台でまわり、ちょんハリ師匠は最後尾の車両に乗りこみました。
■はりきって坂道発進。
まず、出発地点の日産グローバル本社車寄せは、軽く傾斜しているので、いきなり坂道発進を体験します。
チョイモビをドライブモードにしてアクセルペダルを軽く踏み込・・・・
予想以上に下がる!!
ドライブモードにしても、クリープで前に出ることがないので、普通に下がります。
久々に、ゾクっとしました。
えー、チョイモビ、ハッキリいうと、出足は悪いです。
お姉さんいわく、「発進時のアクセルの遊びは大きめ」とのことですが、どんだけ遊んでんの!?ッて感じ。
小学生に例えると(なぜ?)、「夕飯までに帰ってこれないレベル」で遊んでるわ!!(??)
電気自動車に共通するのかどうかはわかりませんが、あくまで自分の乗った車両については、モサッとしているどころではなかったです。
モラスァ~、または、モルスァ!!っとしています。モラヌルスァ~としているので、坂道発進時には、逆半クラくらいの気持ち(伝わりにくい)。
結構、ガッ!!とアクセルペダルを踏んで、車輪が回り出したらペダルを戻すくらいの感覚ででないとカンタンに下がります。
■バックミラーが無いのが不便。
試乗中、なんどもバックミラーで確認しようとしたのですが、この車両にはバックミラーがございません。
自分は、そのたびにフロントガラス上部を見上げてしまい、端から見ると、「あれ?『雲行き気にしすぎおじさん』じゃね?」と見られてはいないか、気になって仕方ありませんでした。
ま、「雲行き気にしすぎおじさん」はあれですが、普段バックミラーを超使うので、ついつい上を見がちになってしまうのは仕方ありませんね。
■乗り心地は、ちょっと笑えない。「いい」とは言えない。
笑えないし、いいとも言えない。(笑っていいとも、なんで終ったの?)
サスペンションが仕事してんのかわからないほど、路面の凹凸はダイレクトに伝わりました。
確かに、チョイノリくらいしかできないな。
乗り心地は、電動のカート気分だなぁ。
と、悪いことばっか書いてる気もするので、いいことも書きましょう。
■チョイモビ、ここがイイ!!
1. 1分20円から借りられる。
2. 車両は自分で指定する「返却先ステーション」に止めるから、元いた場所に返す必要なし!乗り捨てOK!
3. 電気自動車の加速を味わえる。出だしがモランサンだけど、動き出すとグォっ!!とあっという間に加速します。
4. ドアは跳ね上げ式!!かっこいいぞ!!
特に、加速感はすごかったな。車両がまるごと押し出される感覚。
あとよかったのは、講師のお姉さんがかわいい(超重要)ことな。*1
試乗を終えると、乗車する際に必要な、チョイモビ用ICカードを貰えます。
チョイモビ用ICカードのサイズは、「一般的なももいろクローバーZのファンクラブ会員証」と同じサイズ。
わかりにくいかもしれませんが、ももいろクローバーZの会員証は、一般的なクレジットカードなどと同サイズです。
ICカードをもらったその日から、サービスが使えるようですよ♪
近くのステーションをスマホで検索、スマートにチョイモビを借りて、街を駆け巡る。
これが近未来のカーシェアか・・・なんてね。
PCからの予約になるな。あんまりスマートなモビリティを実現してないよね、スマン。
ただ、ガラケーに対応してくれたら、つかってもいいかも、と思うこと、なきにしもあらず。
とりあえず、新しい乗り物に乗れた、ということで貴重な体験が出来ました。
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どうでもいいけど、おねいさん(かわいい)って書いてたら、どんどん自分の中で「かわいいおねいさん」像を作り上げていることに気づいた。
これ、1学期の終わりに、ちょっと気になるあの娘のことを考えてたら、夏休みに入って、どんどん自分の中で美化されていって、始業式で「あー・・・」ってなるパターンに似てる。
*1:お姉さん、ずっと具合悪そうで、かわいそうだったな。思わずこっちがもらいゲロしそうになるくらい、調子悪そうだった。