まるでちょんまげハリウッド

ちょんはり師匠の生きざまを切り売りしています。

イチオシは転職体験記!それ以外は、いい歳したオッサンの反省です。反省はしますが、後悔はしていません。たぶん。

10時間目:普通自動二輪教習、卒検コースの覚え方【バイクの免許取るよ!身長160センチないけど。】

■前回の復習

第1段階はストレートでクリアしました!!

身長160センチないけど!!

■今日から第2段階、何から始める?

今回の記事は、「自分の通った教習所(kanto モータースクール)だけかもしれません」が前置きにあると思っていただければ幸いです。

第2段階、始まってすぐに卒検用のコースマップを渡されました。

いや、正確には、第1段階のみきわめが無事に終わったその日です。

そして、「卒検用のコースを覚えてきなさい」と教官からのお達しがありました。

第2段階の最初で、なぜそんなことを言われるのでしょう?

photo by Nathan Wells

■コースを覚える教習は、実質「ない」に等しい。

まず、第2段階は、8時間以上の技能教習があります。

このうち、3時間がシミュレーター教習で、実際にバイクに乗る時間は5時間でした。

この5時間で卒検用のコースを覚えればいいじゃんと思ったアナタ、そんな気持ちではたとえ第1段階を最短の9時間で終えていたとしても、第2段階最短クリア&卒業は難しいでしょう。

まず、5時間のうち1時間は、第1段階でもやったように、技能教習効果のみきわめに使われます。

みきわめ時には卒検コースを走らされたので、この時間までにコースは「覚えている」ことが前提になります。

つまり、みきわめ時間にはコースの記憶をすることは出来ません。

ということは、教習時間はのこり4時間・・・

そしてさらに、このうちの2時間を急制動の教習に使います。

急制動・・・つまり、急ブレーキの教習ですね。
40km/hで走り、規定の距離(乾燥路面11m、湿潤路面14m)で安全に停止する、というものです。

さぁ、残った時間は何時間でしょうか?2時間ですね。

卒業検定用のコースを覚える教習は、たった2時間しかありません。

photo by enanon

しかし、その2時間も、みっちりコース練習・・・実はできません。

なぜなら、教習時間50分のうち、およそ10分くらいはウォーミングアップに使われるからです。
(あくまで通っていたkantoモータースクールのお話ですけども)

また、教習所内には、他の二輪教習生も練習しています。

バイクだけではありません、普通自動車の教習生もです。

教習所に通ったことのある方なら分かるでしょうが、教習生の運転はどうしても、のろくなります。

そんな自動車を気にしながら、あの教習コースを走るのです。

卒検コースを一巡するのに、大体5~8分程度かかるとすれば、5周できればいいほうでしょう。

ってことは、5周×教習2回、たった10周でコースを覚えなきゃならないのかぁ・・・。

・・・と思ったあなたも、最短時限での教習終了が若干遠のきます。

photo by Nathan Wells

■教官のお手本は1周だけ。

自分の通った教習所では卒検用のコースは2種類ありました。

ということは、1コースを覚えるのに走れるのは5周・・・と思いきや、さらに減ります。

卒検コースを走る教習、まずは教官の先導付きで走ります。

いくら「覚えてこい」と言われても、いきなり「じゃあ走って」とは言われません。

最初の1周だけ先導してくれます。

え・・・一周だけ!?

第1段階でもそうですが、教官がマンツーマンで見てくれることはほぼありません。

大体、1人の教官で2人を受け持ちます。

でも、教官は受け持った教習生のうち、「コイツはやべーな・・・」と思うほうを重点的に見ます。

そりゃ、そうですよね。

幸か不幸か?自分は放置プレイされることがほとんどでした。*1(ただ、同じお金払うなら、マンツーマンで見て欲しいと思うこともある。)

photo by jmtimages

話をもとに戻しましょう。

教官の先導によるお手本は1周しかありません。

しかも、最初の1周の間に、教官がどのタイミングで合図を出して車線変更しているか、交差点内を右折するときにどこを通るか、目視は?など、必死に覚える必要があるので、お手本の1周をコースの記憶に使おうと思っても無理です。

動作の記憶がおろそかになります。(教本を読んでればどうにかなることも多いですが。)

するとどうでしょう?

あなたがまともに卒検コースを練習できるのは、1コースあたり、多くても4周程度ということになります。

この4周を終えると、もう練習する機会はないと思ってください。

たかが暗記でしょ?卒業検定までには覚えるよ、と思ったあなた。

検定はおろか、次の教習にも進めないでしょう。

なぜなら、実はこの教習は、卒検コースを覚えるための教習ではないのです。

この教習ではんこをもらう条件が、「卒検のコースを走り、各課題をクリア、そして法規に則って走ることができること」、だからです。

練習のための教習と思っていたのですが、実際は、覚えているかどうかの「確認」のための教習でした。

ということはつまり、教習開始時にはコースを覚えられていないと、その時点で「はんこ」がもらえず次の教習に進めない=教習時間の延長が決定されるのです。

・・・まあ、上記は自分の行った「教習所の場合」ですが。

photo by Scott Clark

卒検用のコースを覚えるにはどうするか?

ただ漫然とコースを覚えるのは難しいです。

自分が覚えるためにやったのは、「卒検コースMAPにいろいろ書き込む」、でした。

まず、第1段階終了時にもらったMAPを見て、指でコースをなぞります。

次に、コース上にある、スラローム、S字などをピックアップし、順番に並べます。

例えば・・・


◇コース1
1. スラローム
2. S字
3. クランク
4. 踏切
5. 急制動
6. 坂道発進
7. 一本橋


◇コース2
1. 急制動
2. クランク
3. 踏切
4. スラローム
5. S字
6. 坂道発進
7. 一本橋


のような感じです。

おや?

2種類のコースですが、共通するところがありますね。

これらは、必ずセットになっていました。

あとは、急制動がどのタイミングにあるのか、セットになった課題へどのように向かうか、線でつなげば覚えやすくなります。

余談ですが、第2段階1時間目のシミュレータ教習時に、卒検コースMAPにいろいろ書き込んでいたのを教官に見つかり・・・


教官「ずいぶん書き込んでいるようだけど、何書いてるの?」

ぼく「恥ずかしながら、物覚えが悪いので、コース暗記用の順番書いてますですwwwデュフフwww」

教官「草生やすなwwwへぇー、この覚え方は誰かに言われてやってるの?」

ぼく「拙者が勝手にやったでごわすwww」

教官「その方法ナイスだよ。教官もコースを覚えるとき、同じようにやってるよ。他の人もやるといいよ!」


と、褒めてもらったでごわすwww*2

まさか教官と同じような方法を使っていたとは。

そして、褒めてもらえるとは思わなかったのでちょっと嬉しかった(ё)

あとは、休憩時間中に教習所のコースを眺めて他の教習生の乗るバイクを見ながら、ひたすらイメトレしてました。

ここでブレーキングとか、ここではアクセルを!とか、目視!みたいに。

脳内で15周もすれば、90%は覚えられます。いや、もっと少なくても充分でしょう。

イメトレができたら、実際に教習所を走って、記憶していたコースの確認と、コースイメージの定着をします。
(例の2時間しかない「卒検コース確認」の教習でやります。)

これで、ほぼ100%、完璧に覚えられるはずです。

余談。

余談ですが、次の更新で書く急制動、なぜだかうまく出来過ぎて、教習時間があまりました。

もしかすると、湿潤路面で制動距離が14mに延びており、止まりやすかったからかもしれませんが・・・。

その余った時間で何をしていたかというと・・・「自由走行していいよ」と言われたので、遠慮無く卒検コースを走らせてもらいました!!

第2段階はシミュレータが多く、2周ほどでも、自由走行で卒検コースを走らせてもらえて、ラッキーでした^_^b

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*1:AT教習のクランクをのぞく

*2:実際には、「ごわす」は言ってないでごわす