2010年12月。
なんやかんやありまして、退職から9ヶ月で次の働き口を見つけた。
しかも、WEBプログラマー。
未経験で、文系卒で、30歳を目前にして初めて就活をした、この私が!?
昔から、やればできる子、やらなくてもそれなりにできる子、とは言われていたが、
本当だったんだね。
しかも、新しい職場までの通勤時間はDoorToDoorで50分。
近場。
前職は片道2時間弱かかっていた。
前職の片道分で往復できる。
通勤時間が短いなんて、めちゃめちゃ・・・
素敵やん。
私の中の紳紳も思わずそう言ってしまう。
無理もない、これから新たな主君に仕えるのだ、鞍替えするのだ。「素敵やん」というところがなければ前職を辞めた意味が無い。
いかにして初の就活にして、初の転職活動で内定をものにしたのか・・・
未経験からWEBプログラマーに転職した話。「職業訓練校終了。そして・・・」 その19 - まるでちょんまげハリウッド
でも少し書いたが、今回はもう少し突っ込んで、転職忍者(?)である私が、書類の提出から面接で気をつけたこと、心がけたことを書いていこう。
自分が採用担当だったとして考える。
あまりに基本的なことなので見落としがちだが、「基本」を押さえずして勝利はない。
履歴書での目標はなにか。面接へすすむことだな。
じゃあ、面接に進むためにどうすればいいか。まず、なんのために履歴書があるのか考えてみる。
履歴書、応募書類でみるべきところは、過去の経歴、そして人となり。
その人が何をやってきたか、どういう人なのか、紙っペラで判断する。
書類では、限られた情報しか伝えることができない。
クソ真面目に、必要事項を書いただけ、項目を埋めただけでは、一瞥の後にシュレッダー行きとなるのは容易に想像できる。
一発必中で採用担当を仕留める「情報」を書き込むのだ。
自分の中の決め球、アピールポイントを3つは用意しておこう。
WEB職であれば、体力があるというのは意外に評価高いだろう。
また、チームでの開発もあるため、「組織」「集団」を意識した、コミュニケーション力も重要だ。
履歴書 = DM(ダイレクトメール)
履歴書は採用担当への手紙だと思って書く、なんてことを耳にする。
大体合ってるが、私は、企業・採用担当者に向けたDM(ダイレクトメール)だと思っている。
己という商品を売り込め。
紙っペラ数枚でその商品を買いたい =
人事担当者に、「会ってもいいかな」「会ってみたいな」
と思わせなければならない。
ダイレクトメールには、売り込みたい商品の特徴や、素晴らしい説明が書かれている。
多少の誇張はあってもよいだろう。
ただ、あんまりやり過ぎると、いざ採用となったときに「え?嘘じゃん・・・」となる。
採用を目指すばかりに経歴詐称となっては片手落ちだ。
採用を勝ち取るためではあるが、採用後もそれを(100%とは言わないが)体現、実践しなければならないことに注意したい。
満腹の人が、ご飯を欲するか?
いくら、ダイレクトメールで売り込んだとしても、必要がなければ、商品を買われることはない。
求人募集をしているのだから、同じような履歴書というDMが採用担当に届く。
その一通一通に目を通しては、採用担当も「腹いっぱい」になるとかんがえる。
腹いっぱいのときに人は何を欲するか。
また同じものを食べる・・・わけはない。
口直しがほしい。(もしくは、食べない。)
ありきたりなものより、ちょっと違うものを欲しがるに違いない。
そう、「ちょっと」違うもの。
パスタを食べてお腹いっぱい → デザートにティラミス。口直しにコーヒー。
デザートに杏仁豆腐だすよりはティラミスだな。
それまでの流れに乗りつつ、ちょっと違うもの。
あえて、違う路線で攻めるなら、食べ過ぎには胃薬、のような考え方もできる。
むむ、いかん、食べ物に固執しすぎたか、例えがどんどん貧弱になっている。何が言いたいんだ私は。
詳しく説明する言葉を持ち合わせていないのが悔しいところだが・・・たとえば、コミュニケーション力があります、とアピールするよりは、その「コミュニケーション力」を裏付ける「ちょっと変わったエピソード」などがあると面白いと思ってもらえるだろう。
自分の場合は、長年ボーイスカウトで培った、「組織内での自分の立ち回り」について書いた。「20年弱、縦社会の中で生きています!」的な。
送った履歴書の効果。
結果として、応募した企業への書類選考は全てパスして、面接までは進むことができた。
プログラミング未経験で、文系卒、30手前の私がですよ?
後から聞いた話では、新卒も面接したが、書類選考の段階で、既に私のほうに傾いていたのだとか。
おなじ未経験で、WEBプログラマー求人に応募し、しかも、若さのない私が新卒を駆逐。
それだけでも喜ばしいことだったが、私の「忍法幻惑の履歴書術」がこんなにも効果があるとは。
ふふふ・・・笑いが止まらないではないか。
多く応募していれば、通じない相手もいるだろうから、百発百中ではない。それでも、十中八九くらいの高確度で面接へ進めるのではないか。
これを忍法「幻惑の履歴書術中ハック」と名付けよう。
次回:ちょんまげ流面接殺法。
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